#063 映画監督、安藤桃子さん(2017/12/15)

12月15日のゲストは、映画監督の安藤桃子さんです。
※安藤桃子さんのブログ ⇒ 「MOMOKO ANDO -BLOG-」



安藤桃子さん
俳優の奥田瑛二さんと、エッセイストの安藤和津さんの長女として生まれ、高校時代からイギリスに留学。 ロンドン大学・芸術学部を卒業後、ニューヨーク大学に進学し、映画づくりを学ばれました。 2010年に映画『カケラ』で監督デビュー。2013年には自身の小説『0.5ミリ』を映画化し、数々の映画賞を受賞。翌2014年には映画のロケ地となった高知市へ移住し、現在は高知を拠点に活動されています。





「ウィークエンドキネマM」“M”を表現しています!(うらめしや~ではありません)


子供の頃には「うどんを頭からかぶったり」、「犬として生活したり」(←意味がよく分からない方は是非アーカイブからトークをお聞きください♪)と、やんちゃで奔放な幼少期を過ごした桃子さん。その一方で、テレビの前でカメラを構えて、自分の好きなシーンを写真に収めるという、映画監督になるべくしてなったというエピソードも披露してくださいました。

そんな桃子さんが父親の奥田瑛二さんに言われていたことは、「俺は10歳のときに俳優になることを決めた。お前も10歳になったときに将来の夢を決めて俺に報告しろ!」だったそうです。幼い頃からずっとそう言われ続け、いよいよ迎えた10歳の誕生日!父親の前に正座させられ、言われたのが「さあ今ここで決めたことがお前の将来だ!」という言葉。それを受けた桃子さんは小さな声で「絵を描く人になりたいです。」と答えたそうです。なんだか強烈なエピソードですねぇ。

その後、「絵を描く人になる夢」をずっと抱いてきた桃子さん。高校1年生の夏に、海外へ絵の勉強をしに行きたいと思って、イギリスの学校「ケンブリッジ・アーツ・アンド・サイエンス」に留学。映画監督になった今でも、頭の中には常に絵があり、その絵が連続して繋がったのが映画だと考えているそうですよ。



その後、18歳のときに、奥田瑛二さんが映画を撮ることになり、美術大学に通っていた桃子さんも美術スタッフとして参加することになりました。映画のタイトルは『少女』。原作が連城三紀彦さん、監督・主演は奥田瑛二さん、共演は小沢まゆさん、夏木マリさん他、さらに美術監督が日比野克彦さんという話題の作品でした。

それまで、父親を通じて映画の世界は知っていたし、俳優さんもたくさん知っていましたが、実際に自分がスタッフとして内側から見た映画づくりは、まさに全身に電気が走ったかのような衝撃だったそうです。1本の映画にたくさんの人間が携わり、大の大人がひとつの作品に命を懸けるという、ある種異常な世界に惚れ込んでしまったそうです。



その後、ロンドン大学・芸術学部を次席で卒業後、ニューヨーク大学に進学し、映画づくりを学ぶ一方で、奥田瑛二さんの監督3作目となる作品『長い散歩』にも参加。映画の魅力にどっぷりとハマって、2010年に映画『カケラ』で監督デビューを果たすのでした。




 ■ 安藤桃子さんからのリクエスト曲

 ♪ Redemption Song / Bob Marley

 1980年に発売されたこの曲は、
 当時の時代背景が作らせたと言える曲で、
 ボブ・マーリーが言いたいことが
 直球で伝わって来て涙を誘います。




続いては、安藤桃子さんが高知へ移住するきっかけとなった映画『0.5ミリ』について伺いました。

この作品は、ご自身の介護経験をもとに桃子さん自ら書いた小説を映画化したもので、押しかけ介護ヘルパーとワケあり老人たちのやりとりを描いた作品です。実は娘のことを滅多に褒めない奥田瑛二さんが、この小説を読んでいたく感動!「この小説は最高だ。俺に撮らせろ!」と言ったほどだそうです。

そんな“最高の小説”『0.5ミリ』ですが、これを書き上げたあとの桃子さんは全てを出し切ってしまったのか、抜け殻のようになってしまい、モチベーション・ゼロの状態になってしまったそうです。そんな頃、高知で行われた「エンジン01文化戦略会議」に奥田瑛二さんが参加。「俺に撮らせろ」というくらい小説『0.5ミリ』を読み込んでいた奥田さんが東京に戻ってきて一言!
「お前、高知だ~ぁ!!」

日頃から親子ならではの感性の一致を感じていた桃子さんは、父親の言葉を信じてすぐに高知へ!
空港に降り立った瞬間に自律神経が整う感覚を覚え、高知の街を散策するうちに「ここだ!映画を撮るならここしかない」と確信したというから何とも不思議ですよね。そのときは脚本のイメージを膨らませるための《シナリオ・ハンティング》で来たはずが、気が付けば《ロケハン》をしていたという桃子さん。映画を撮るイメージがビンビン湧いてきて、「ここの路地でアレを撮って、あのシーンにはこの水路を使おう!」と、高知に来た最初の一日でアイデアが泉のように湧き出してきたそうです。



その後はトントン拍子に話が進み、妹の安藤サクラさんを主人公にした映画『0.5ミリ』が完成!
ロケ地である高知をとても気に入った桃子さんは高知への移住を決めたのでした。

高知を気に入ったポイントは・・・、
■高知の人がハートで生きていること。(昭和的、江戸っ子的な感覚!?)
■なんとかなる!という楽観的なポジティヴ思考。
■走りながら考える的なフットワークの軽さ
  だそうです。

そんな桃子さんのクリエイティヴな考えに、ハートを持った高知県民がフットワーク軽く動いて実現したのが、映画『0.5ミリ』の先行上映会場となった高知市城西公園内の仮設劇場でした。



高知市が管理する公園内に劇場をつくり、2カ月にわたって興行を行うという前代未聞の試みを、いともたやすく実現してしまうのが、実は高知ならではなんだそうです。いろんなものがコンパクトに集約されていて、人と人とが繋がりやすく、物事が動くスピードが東京の5倍速!(※安藤桃子さん調べ) 自転車に乗って誰にでも会いに行けるし、誰かに何か相談しようとすると、「今から会って話します?今どこです?あ~、そこだったら3分で行けます。すぐ行きま~す♪」的な感じ。そんな感覚が肌に合うと感じているそうですよ。



安藤桃子さんをお迎えしてのトークの模様は下記のページでもお聞きいただけます。放送ではカットした部分も含め、ほぼノーカットで収めていますので、女子3人による“すっぴんトーク”を是非お聞きください♪

  すっぴんトーク #063 安藤桃子さん(2017/12/15)

次週は、桃子さんのプライベートや、今後の夢について伺うほか、おびさんロードの映画館「ウィークエンドキネマM」についても語っていただきます。 どうぞお楽しみに!



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